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21世紀の資本

いま人気のベストセラー本、トマ・ピケティの21世紀の資本。値段は5940円。高いですね、専門書ですから。普通のビジネス書ではありません。 

21世紀の資本

21世紀の資本

 

 

図書館でも100人以上の予約待ちです。図書館でもこの本の値段では5冊10冊とおいそれとは購入できないでしょうから、当分待つしかありません。順番が回ってくるのは2年後ですかね? よって残念ながらまだ読んでいません。

 

ともあれ、新聞・雑誌、はたまたNHKでもこの本が話題になります。このままではどんどん格差は拡大していく、それは資本主義体制の必然、資本主義が発達するとさらに格差は拡大していく、とのことです。

 

アメリカ人ではなかなかこのような発想にはならないのでしょう、フランス人らしいなどと変なところで感心してしまいます。

 

ひとつの国のなかで、富めるものから貧しいものへ富を還流する装置として、税をはじめ統治システムを整備することは可能で、程度の差こそあれ社会福祉諸政策として各国は行っています。

 

この本では、それを世界的に・地球的に一つのシステムとして、富める国から貧しい国へ強制力を持った方式を提言とのことですが、それはさすがに難しいでしょう。

 

国連がその方面では善意をベースとして機能していますが、強制力を持たせるには主権をある程度放棄する必要がありますが、まず無理です。

 

アメリカも中国も貧富の差が非常に激しくなっていますが、日本はまだまだ税金制度等と、社会モラルがまだ機能していますので、世界的に見てみたら平等な国です。